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インターネット殺人事件

日記

2004-08

2004-08-04

◆[石川賢][読書] 『セイテン大戦 フリーダーバグ』(石川賢、角川コミックス・エース)

【 amazon 2日
題:セイテン大戦フリーダーバグ (1)角川コミックス・エース: 本
続:角川コミックス・エース
著:石川 賢
符:ISBN4-047-13275-6
刊:角川書店
頁: 202p
値:¥1

【 amazon 2日
題:セイテン大戦フリーダーバグ (2)角川コミックス・エース: 本
続:角川コミックス・エース
著:石川 賢
符:ISBN4-047-13299-3
刊:角川書店
頁: 197p
値:¥630

「分かったような顔で石川賢のことを書きまくっていますが、 基本的にこのサイトは石川賢に入門したばかりの石川賢好きが成長してゆく物語(肉体的にではなく精神的に)なので、 実は読んでない作品がイッパイイッパイ(陳建民)あります。」

「というわけで、ネット上にもあまり情報のない『フリーダーバグ』を読みました。
正直なところを一言で言うと、つまりません。
メカデザインや戦闘シーン、キャラの狂い方は全く普段のケンなんですが、 それを生かし切る物語が立ち上がってくる前に打ち切られた感じです。
ここで終わられてどうしろというのか。
これではおすもうさんに GEKITOTSU されて死ぬようなものではないか。」

「あらすじ。
近未来、アメリカとアジアが超兵器“セイクン”で対決。巻き添えを食って日本消滅。
主人公、護国寺大和はゲッター 1 そっくりの兵器バグを操って中国大陸で大戦争。」

「この作品の最大の欠点は、『ゲッター』や『魔獣戦線』にあるような連綿と続く大ストーリー、 世界の中心で風呂敷をぶち開くようなヤッチマッタ感が見られないことですかね。
開こうとはしてるんですが、なにぶん打ち切りなので、開ききって取り返しがつかなくなる前に舞台の方が畳まれてしまったようです。
極端に言うと石川賢が描く話というのは全て同じストーリーなので、 全編通して戦ってばっかりとか、登場人物が気違いばっかりとか、女性キャラが可愛くないとか、伏線が回収されてないとか、全然話に決着がついてないとか、 そういったことはどうでもいいです。何故ならいつものことだから。
しかし“同化”も“宇宙”もほとんど出てこないのはいけない。それじゃ石川賢作品にならないじゃありませんか。
それでは読者としてもアメリカのセイクンが“カーター・セイクン”だか“ニクソン・セイクン”だかいう名前だといった小ネタで楽しむしかなくて(*1)、 そしてそういう面白さは『ケロロ軍曹』でも読んで補給すればいいのであって。
要するに角川の人はケン・イシカワが中国大陸を消し飛ばすまで待ってあげるべきだったと思いました。」

「自分にとっても石川作品がこれだけ面白くなかったのは初めてです。
先ほども書いたように、石川賢が描く話というのは基本的に全て一緒なので、 この作品だけ駄目というのは何か受け手側に理由があるのかもしれません。
機会があれば何度か読み直してみようと思います。」

「なお、バグ自体は別の石川作品(『ゲッターロボアーク(3)』)にも登場します。
つまりセイテン大戦はゲッター世界の出来事ということになるわけですが、 確か石川オリジナル作品がゲッター世界とリンクしたことはなかったはずなので、そこが少し気になります。
(今までリンクしていくのはほとんど虚無戦記ワールドだった)
まあ、主人公機のデザインがあれだけ似ていたら分からなくもないんですが。」

◆[石川賢] 私家版『吼えよペン』マンガ家紳士録 その 1 ミシ皮腱

「格闘技と宇宙 SF を得意とする大ベテランマンガ家。
独特の力強い線による関節技描写、何かに取り憑かれたような台詞回し、 必ず宇宙まで話が飛ぶ壮大すぎるほど壮大なストーリー等で、マニアから熱狂的な支持を受けている。
特に、『真ダッキューロボ』で描かれた、銀河の中心でブラックホールにカナディアンバックブリーカーを極める巨大ロボの姿はもはや伝説と化しており、 現在に至るまで多数のパロディを生んだ。
代表作は『ダッキューロボ』『五重断線』『仏道陛下』など。」

*1: 完璧な余談だが、ネット上でこのネーミングに突っ込んでいる人が誰もいない。何故? 明らかに気が狂っているのに。

2004-08-08

◆[読書] 『野ざらし忍法帖』(山田風太郎、講談社文庫)

amazon 【 amazon 24時間
題:野ざらし忍法帖―山田風太郎忍法帖〈13〉講談社文庫: 本
続:講談社文庫
著:山田 風太郎
符:ISBN4-06-264671-4
刊:講談社
型:(cm): 15 x 11
頁: 280p
値:¥316
文:駆落ちした美男・隼人は、出世のため、美人妻お圭を、醜男の忍者枯葉塔九郎に売ってしまう。三年後、二人を偶然見た隼人は、お圭に欲望するが、彼女の股間には…。人の心のありようを描いた「忍者枯葉塔九郎」他、立場が人を変えるさまを活写した「忍者服部半蔵」など、生と死を見据えた異色9短編を収録。

「忍術短篇集。コンスタントに面白いので読むといいです。
前に感想を書いた『かげろう忍法帖』は比較的史実中の有名人がネタになっていますが、 こっちはオリジナル忍者がメインです。
どの話も奇怪な忍法、抜き差しならぬ状況、そして強烈な情念という三題噺めいたつくり。」

「前に書いたかもしれませんが、このサイトは自己否定に繋がりかねない脱構築だとか、 登場人物の執念が強すぎてみんながみんな不幸になって破滅してしまう話なんかが大好きです。
そういう意味で、服部半蔵の身内が“忍術修行なんて馬鹿じゃねえの。水蜘蛛? 泳げよ。”と断言してしまう『忍者服部半蔵』と、 不幸な巡り合わせに一つの忍法が加わってもっと不幸な巡り合わせが展開してしまう『忍者梟無左衛門』が特に素敵でした。
山風世界観では基本的に忍術が邪法で、忍者はことごとく不幸せになるのがいいなあ。忍術で家建てた奴はいないというか。
これは作者が忍法を好きすぎることに対する何かの安全弁だったんでしょうか。
まあ確かに、この忍者たちが生き残ってしまうと人間界の生態系がボロボロになって、 いずれは忍者国家が建設されて世界制覇に乗り出す一大暴走奇譚が始まってしまうんですが。
タイトルはきっと『忍法三国志』。しかも架空戦記の棚で売られる。」

「そのほか、特記事項として『「甲子夜話」の忍者』に触れないわけにはいかないでしょう。
このエッセイ風の小篇では山風の創作エピソードが少しだけ語られています。」

  • 人間の体積を知るために風呂場で実験していたら親戚の女子高生に目撃されて「僕のタイセキをはかっているんだ」と答える話
  • 水面をはさんで水上と水中に立つ陰陽の忍者を書く際に、お互いが斬りつけたらどうなるかを実験するために妻を呼ぶ話
  • 「忍術と現代」とか「忍法とサラリーマン」とか「忍術で出世する法」という文章や講演を依頼されて断った話

「面白すぎます山風先生。偉大な作家はやることが違う。きっと荒木飛呂彦先生も同じ種類のエピソードを大量に抱えているに違いありません。
なお、「忍法とサラリーマン」の衝撃によって『忍者島耕作』という驚嘆すべきアイディアが天から降ってきましたが、 それを書くにはこの余白は狭すぎるので後日に続くかもしれないし続かないかもしれない。」

◆更新時刻

「なぜかはてなアンテナが RSS の更新時刻を拾ってくれない。
手動更新チェッカーでチェックをかけてみても、 7/17 から更新されていないことになっているらしい。
HEAD リクエストで取ったときに何かおかしくなってるんだろうか。」

◆デビルトムボーイ

「トムボーイとは階段を下りてゆくバネのおもちゃのこと。 つまりデビルトムボーイとは“トムの悪魔小僧”の意ではなく、“魔のトムボーイ”です。さっき知りました。」

参考リンク

2004-08-15

◆[石川賢] 訂正

ビバ!ダイナミックBlog-βから指摘を受けたため、 2002-07-20の日記を訂正しました。ご指摘ありがとうございます。」

「修正内容について。
2002-07-20 の日記で、『ゲッターロボ & G』の作画担当を永井豪と書いていましたが、これは全くの間違いです。
ゲッターロボの作画は今も昔も石川賢であります。
思い込みで物事を話すという某漫画家のようなミスを長年放置していたことをお詫びいたします。」

「なぜあのような記述になったかを言い訳しておきますと、まず 2002 年当時は本気で勘違いしていました。
ふりーく北波氏のご指摘のとおり、『ゲッターロボ』の絵柄から、これは間違いなく永井豪の絵だろうと思ってしまったのが原因です。
その後、石川漫画を読み進むにつれ、両作品が昔から石川賢画だったことを知識としては知っていましたが、 過去の日記を全く読み返していなかったために気づくことがありませんでした。
いや全く恥ずかしいミスでした。すみません。」

◆コミケ日記

「友人と連れ立ってコミケ 3 日目に行く。」

  • 9:30 くらいからゆりかもめでビッグサイトへ向かう。道中では「フジテレビのあの球体の中には一円玉がびっしり詰まっていて終末の日にはくすだまのように割れて下の人たちを押し潰すべきだよね」とか「ルパンが海に落として潜水艦で牽引して盗むべきだよね」とか「これ以上面白い形の建物を建てるなら是非怪獣が壊しやすいことを前提に作るべきだよね」とか「アメリカ版ゴジラ 2 ではツインタワーが旧ゴジラに壊されたことになっている上でフリーダムタワーを新ゴジラが壊すべきだよね」とかいうオタクらしい会話をダラダラと楽しむ。
  • 雨の中並ぶ。立っている間は「あ、右翼だ」「やっぱりあれは 12 時に 1 分間の黙祷を捧げろという圧力なのか」「でも誰も捧げませんよね、こんな非国民しかいない集まりで」とかいうオタクらしい会話をダラダラと楽しむ。
  • さて、コミケ 3 日目というと肌色をした男性向け、女性向けの様々な堂廻目眩(どうまわりめぐらみ)が跳梁跋扈しているという通称「肉の日」であるわけですが、そっちは人が多くて近づきたくないので、積極的に人の少ない方へ行く。というか下調べしていないのでどこに何があるのか分からない。
  • 購入したもの。
  • sawadaspecial横山光輝三国志通信。全登場人物断末魔一覧付き。
  • まんがデータベース 2004 。漫画データを作者名、出版社、雑誌名などから検索可能。
  • 『アタック 25 』 2004 上半期全問題集。広島地区の予選問題付き。売り手の方に聞いたところ、筆記では何度も通っているが、面接で落とされて未だ出場を果たされていないとのことでした。頑張って下さい。
  • 放送禁止用語 & 放送倫理規定検定試験空想問題集。「〜くせに」という言葉は差別用語であるが、「ドラえもん」に出てくるジャイアンのセリフ「のび太のくせに生意気だぞ」は放送してもかまわない。(○ / ×)というような問題が 200 問ある。
  • 『ミスター味っ子』料理実作レポート集 & レシピ集。作中の料理を実際に作って食してみた感想が多数。基本的に陽一の料理とライバルの料理では必ずライバル側が高い評価を受けているのに大笑い。友人と話した結果、「陽一は常に奇策で攻めるから地力が足りない」という結論になりました(*1)。ちょっと原作を覚えてないんですが、 50 点満点中 7 点という驚愕の点数を叩き出した陽一の料理「奉納そば」がとても気になります。
  • 思いの他いい本が買えたので満足。こうしてみるとデータ系の本ばかり買っているのがよく分かります。キーワードは偏執性と愛。
  • 歩き回っていたら唐沢俊一本人が売り子をしていたのでとても驚く。直接対面したのは初めてでしたが、どう見ても本人。
  • 帰り道では『マリアさまが見てる』と『逆転裁判』を合わせたゲームが売れていたという話題から、「『逆転のススメ』はどうだ。“当方に反論の用意あり”とか“全ての容疑者はどす汚れている”とか言い争うやつ」「いや『ジョジョの奇妙な裁判』だろう。ジョルノが思い切りシラを切るのをブチャラティが舐めて論破する」「やっぱり『マッスル裁判』だ。ロビンマスクとネプチューンマンが事件そっちのけでお互いの正体暴きに熱中して、最後に法廷の真ん中で組み合うやつ」とかいうオタク臭い会話をダラダラと楽しむ。

◆『華氏 911 』ポスター

「帰宅途中、横浜駅で『華氏 911 』のポスターが破られているのを見かけたので撮影。
携帯のカメラで撮った画像なので荒くてすみません。」

『華氏 911 』ポスター in 横浜駅 2004-08-15

「これは絵面として面白かったので記録しただけで、自分としては特に感想を持っていないです。
しかしこれ、わざとやってるとしたら天才的な広告だと思います。」

*1: そのあたり、『味っ子 2 』では陽一が成長して正攻法を覚えるという読者にとって驚愕の展開が待っていたわけですが、その奇策こそ上策という思想は息子の陽太へきっちり受け継がれていて大笑いです。

2004-08-16

◆[バキ] バキにまつわる様々な記憶

人間力大賞

「かなり前にメールで教えていただきました。ありがとうございます。
ラインナップはかなり普通なので期待しない方がよいです。水木しげるも畑正憲も美輪明宏もいません。」

坊主入場!!! (デス日本研究者の不倶戴天blog)

「かつての入場ネタ全盛期にもこれほどニッチなものは 3 つもあったかどうか。
この人の文章は不特定の読み手に理解されないことを全く恐れていなくて素晴らしいと思います。」

◆[読書] 『つきあってはいけない』(平山夢明、ハルキ・ホラー文庫)

amazon 【 amazon 24時間
題:つきあってはいけないハルキ・ホラー文庫: 本
続:ハルキ・ホラー文庫
著:平山 夢明
符:ISBN4-7584-3118-3
刊:角川春樹事務所
年:2004/07
型:(cm): 15 x 11
頁: 221p
値:¥10
文:携帯電話を媒介にした気軽な出会いや、合コンで知り合った男の子とのはじめてのデート。だが相手には恐ろしい本性が隠されていた。異常に嫉妬深い男、傷付いた女が好きな電波男、逆恨みしてくる元カノ、偏執狂的なストーカー。予想もつかなかった恐怖の日々が開幕する…。『ポップティーン』に連載され、話題を呼んだ恐怖の実録怪談が登場。

「ストーカー、電波さんなど、異常な隣人・恋人にまつわる話を集めた怪談本。
『東京伝説』なんかが好きな人にはおすすめ。
ただ、ページの間にイメージ映像っぽい写真を挿入するのはちょっと安易ではないかと。」

「お気に入りは『キムタク』。
出会い系でハンドルネーム・キムタクと名乗る自称 CM プランナーと逢ったら…というお話。
残念ながらその時点で既に自業自得率が 70% を超えていると思います。」

◆あやまれ!! アシモフにあやまれ!!

「映画『 I.Robot 』のあらすじを知って以来、定期的に[アシモフにあやまれ]で検索をかけてるんですが、未だにヒットしません。」

◆[TopText][石川賢] 無間地獄

「魚心あれば水心あり」
「水心があって何とする」
「また魚心がございます」
「また魚心があって何とする」
「また水心がございます」
「しかしまた魚心が出てこよう」
「そしてまた水心がございます!
また魚心がございます!
また水心がございます!
また魚心がございます!
また水心がございます!」
「求め求めて魚心と水心はウロボロスの輪廻。救われるすべもあるまい」
「地獄じゃ地獄じゃ! 無間地獄じゃあ〜!」

2004-08-18

◆[CD] スーパーロボット魂 2003 春の陣

amazon / hmv / TOWER / 旭屋 / NeoWing / EBISU / TSUTAYA / 楽天

「結構前に買って、かなりのヘビーローテーションで聴いてます。 JAM プロジェクトの人たちが毎年開催しているライブの CD 。
正直言って元ネタはあまり分からないんですが、終盤に近づくにつれて会場のノリが異常になっていく様が素晴らしい。 人はズガガンとかバンバンとか叫び続けることでこれだけ興奮することができるのか、という感動が味わえます。 熱すぎて笑うという島本和彦ノリが好きな人は聴いてみるといいです。
というわけで、気に入った曲をダイジェストで紹介。」

DISC1

5. 復活のイデオン(たいらいさお)

「名曲。こんな複雑なメロディをアニメの主題歌に持ってくるすぎやまこういちは凄いと思いました。子供が歌うことを全く想定してないというか。」

たたかうか たたかえるか 怯える心よ

6. ゲッターロボ!(影山ヒロノブ)

「影山アレンジ。会場中がガンガンガンガンと叫ぶ。
影山ヒロノブは後半で“アニメじゃない”も歌ってるんですが、どっちも完全に影山テイストに変化しているのが面白いです。」

9. BOKURA NO MAZINGER Z(Black Ver.)(水木一郎)

「水木一郎登場。」

見たか君は マジンガー Z
聞いたか君は マジンガー Z
強いんだ 大きいんだ ぼくらのロボットなんだ
マジンガー マジンガー マジンガー Z

「元曲を知らなかった友人曰く“本当にこんな曲なんですか”。そう訊かれてもそうだとしか答えようはないけれど、気持ちは分かる。
間奏では水木一郎が“ブレスト、ファイヤー!”とか“ジェット、スクランダー!”とか叫ぶ。」

DISC2

1. Z・時をこえて(鮎川麻弥)

「永井一郎ヴォイスのナレーションからガンダムタイム開始。会場が沸くこと甚だし。 Z ガンダム懐かしいなあ。」

6. 銀河旋風ブライガー(たいらいさお)

「このアルバムを買ってよかったと思った 1 曲。
[J9って知ってるかい?]がリアルになってしまう世代なので、この曲は初めて聴きました。
こんなテンションの高い曲があるじゃないですか! 日本の文化として保存して後世に語り継ぎましょうよ。」

夜空の星が輝く陰で、悪(ワル)の笑いがこだまする。
星から星に泣く人の涙背負って宇宙の始末。
銀河旋風ブライガー、お呼びとあらば、即参上!

J9 J9 情け無用 アステロイドベルトの
アウトローも震え出す コスモレンジャー J9

7. 銀河烈風バクシンガー(山形ユキオ)

「山形ユキオの“J9って知ってるかい?”という語りが始まると会場大盛り上がり。 DISC1 の『夢の狩人』で“誰この暑苦しい人?”とか思っててすいません。」

J9 って知ってるかい?
昔、太陽系でイキに暴れまわっていたって言うぜ。
今も世ン中荒れ放題。
ボヤボヤしてると後ろからバッサリだ。
どっちもどっちも。どっちもどっちも!!

たまらないぜハニハニ 体駆け巡るビート
風を裂いてぶっちぎる おれたちゃ銀河烈風

「素敵だ。当時の小学生は全文暗記したに違いない。
この前口上文化はその後『北斗の拳』に継承され、千葉繁の“せんきゅうひゃくきゅうじゅうえっくすねん!!”という叫びを生み出したとか生み出さないとか。」

11. おれはグレートマジンガー(水木一郎,影山ヒロノブ)

「直前の『コンバトラー V のテーマ』が終わると同時に水木一郎の絶叫「カモーン! ヒロノブ・カッゲッヤッマー!」。
本アルバム最高傑作『おれはグレートマジンガー』の開始です。このあたりからいよいよ会場が魔に入りはじめる。
作詞・小池一雄、作曲・渡辺宙明という滅茶苦茶なコンビが作り上げた名曲を、温まりきった水木・影山コンビが会場と一体になって絶唱するという、 なんかもう日本アニメ界の業が一点に凝縮されたような一曲。
言われてみると小池一雄以外の何物でもない歌詞が実に素晴らしい。」

ダッシュダッシュ ダンダンダダン
ダッシュダッシュ ダンダンダダン
ダッシュダッシュ ダンダンダダン
スクランブル ダッシュ

(いくぜ!)

おれは涙を流さない (カモン!) ダダッダー
ロボットだから マシーンだから (ワンモア!) ダダッダー

※()内影山ヒロノブ

「間奏が主張しすぎる勇壮な宙明節に乗ってステージ上を駆け回りバンド紹介を叫びたおす永井一郎と、後ろで「ワーォ!」とか叫んでる影山ヒロノブ。
とにかく叫ぶ。歌手も叫ぶし会場も叫ぶ。未だに聴くたびに熱すぎて笑う。」

12. 鋼の魂(水木一郎,堀江美都子,MIQ,影山ヒロノブ)

鋼鉄ガンガン ダッシュダンダン! いま駆けろ!
優しき友よ しばしの別れ
必殺ガンガン パンチバンバン! いま叫べ!
信じているぜ 鉄の心を おれたちの友情だ
スーパーロボット魂(スピリッツ)! 行くぜガンガン

「ラスト曲。この擬音の多さから会場の叫び声を推測していただきたい。」

13. 熱風!疾風!サイバスター(水木一郎,堀江美都子,MIQ,影山ヒロノブ)

「アンコール。」

14. マジンガーZ(水木一郎,堀江美都子,MIQ,影山ヒロノブ,鮎川麻弥,高橋洋子,たいらいさお,山形ユキオ,森口博子)

「全員集合でラスト。もう常に水木・影山が叫んでる。歌手も参加者も全員で歌ってる様が眼に見えます。
こんなライブを毎年やってたら寿命が縮むんじゃないかという勢いでした。」


個人的ベスト 3

  • おれはグレートマジンガー
  • 復活のイデオン
  • 銀河烈風バクシンガー

2004-08-20

◆最近のアニメ主題歌を J9 風にしてみる

J9 のガイドラインに全然レスが付いていなくて寂しいので、 最近のアニソンにも前口上を付けてみようと思いました。」

キン肉マン II 世

キン肉マンって知ってるかい?
むかし、超人界を股にかけて暴れまわってたって言うぜ
今も世の中荒れ放題
ボヤボヤしてると後ろから OLAP だ
どっちもどっちも。どっちもどっちも!!

ズガガンガガンガン (Do the muscle!)
ズババンババンバン (Hustle muscle!)
Go! (Go!) Go! (Go!) Fight! (Fight!)

プラネテス

夜空の星が輝く陰で、テロの笑いがこだまする。
星から星へ流れ出すデブリ背負って宇宙の彼方。
銀河清掃テクノーラ、お呼びとあらば、即参上!

鉄人 28 号

帝都の夜が瞬く陰で、博士の笑いがこだまする。
あるときは正義の味方あるときは悪魔の手先、
いいも悪いもリモコン次第!
鋼鉄魔人 28 号、お呼びとあらば、即参上!

(ファンファンファンファンファーン
ファファーファファファーファファファーファファファーファ)

ビルの街にガオー (ガオー)
夜のハイウェイにガオー (ガオー)
ダダダダダーンと弾がくる
バババババーンと破裂する
ビューンと飛んでく鉄人 28 号

「呼んでない。来るな。」

2004-08-21

◆[nDiary] 最近の更新スタイルと理想のツール

「昔からそうなんですが、最近特に数日分の更新をまとめてやることが多くなってます。
長文になりそうなことを思いついては 60% くらい書いて放置し、休日にまとめて書き上げるというパターンがほとんど。」

「最近中二階日誌の OK さんが Movable Type (以下 MT )から nDiary に再移行されていて、 その理由が“ MT は日ごとに日記をつけるというスタイルではなく、一から『記事』を書き出すツールなので、書き始めるときに抵抗がある”ということでした。」
(過去ログがないので記憶に頼ってます。不正確かも。)

「このサイトの場合は事情が全く逆で、日記ツールに“毎日気軽に更新できる使い勝手”なんかは全く求めていません。
文章はそれなりにまとめてからサイトに上げたいし、更新頻度が高いわけでもないし。
そう考えると、 nDiary よりも MT の方がスタイルとしては合っているのかもしれません。
もともと日記と称してる割には日でも記でもないからなあ。」

「ただ、今のところ MT に移行するつもりは全くありません。というのは blog ツール(*1)の要求仕様として

  • 下書きは極力ローカル側でやって、アウトプットだけサーバに持たせたい。データをサーバに預けるのは信用できない。データを抱えたまま死ぬんじゃあねぇ―ッ! オレは上! きさまは下だ!!
  • なるべく好き勝手に機能拡張したい。そのためには幹がシンプルで、プラグイン形式でどんどん機能追加できるつくりのツールがいい。

という点がどうしても譲れないから。
2 番目の拡張性に関しては MT も優秀だと思うんですが、デフォルトでデータベースを使って RSS もコメントも TrackBack もありというのはちょっと重過ぎる気がします。
コメントと TrackBack は使わないどころか積極的にいらないし。」

「結局このサイトが必要としているのは、簡易記述したベースデータを XHTML 出力して整理してくれるツールなんですよね。
で、出力はガチガチに ReadOnly で、 public な set がほとんど不可能なもの。(静的 HTML のみとか)
理想形は“日付ごとじゃなくて単体の記事も生成できる nDiary ”ですかね。
それはもう“自分しか書けない Wiki ”じゃないかという気もしますが。」

◆イン殺おおいに許斐剛を語る

「とか言いつつ長文を書く。」

「許斐剛の恐ろしさについては再三再四言ってきたわけですが、 あの人のつかみどころのなさに関して思いついたことがあるので書いておきます。
要するに、『テニスの王子様』はあれだけ個々のパーツが狂っているにも関わらず、極めて類型化しにくいんですよね。
つまりネタとしてテンプレート化されにくい。
「プレイヤーが入れ替わっている」「テニスなのに 3m くらい飛ぶ」「必殺技の名前が COOL ドライブ」といった各アイディアは本当に感心するくらい尖っていて、 見るたびに大笑いさせていただいてるんですが、なぜか『テニスの王子様』をいじろうとすると上手く行かないことが多いのです。」

「例えば、『キン肉マン』の新超人を考えるとします。
そうすると読者は自ずとゆで先生のラインに沿うこと、『キン肉マン』の世界観に則ることを前提にキャラを考え始めます。これは確実です。
嘘だと思ったら『キン肉マン』のコミックスで投稿超人の一覧を眺めてみるといいです。
動物系・器物系・流行りものをそのまま置き換えた超人の如何に多いことか。見事すぎるほどのゆで思考トレースです。
小学生が考える一番安易な新超人は“ちょう人強度 1 ちょうパワー。フェニックスの 1 まんばい強い”ですが、 超人強度というゆで単位に則って考え始めること自体が既にゆでレールの上の出来事と言えましょう。(*2)

「対して、『テニスの王子様』の新キャラを考えてみましょう。
そこで我々は異様な戦慄に囚われることが分かります。とにかく、許斐剛先生より突飛なアイディアを考えようとし始めるのです。
これはひとえに『テニスの王子様』キャラに“これさえ押さえておけばテニプリキャラだ”というような共通点が少ないことが原因ではないかと思うのです。
かのキャラたちはその全てが許斐先生の鋭い美意識によって生み出されているため、 外から生成のプロセスが何一つ推測できないんですよね。
“鋭利なる手塚”や“俺様の美技に跡部”あたりならまだしも、 “天駆けるブチャラティ”、“レーザー紳士・柳生 & レーザー詐欺師・仁王”あたりは何を考えて作ったのか本気で分からない。
この余りの分からなさから当サイトが提唱している標語が『許斐剛は何をするか分からない』であります。」

「『男塾』の新技を考えろと言われれば考えられる。
『ボーボボ』の敵キャラを考えろと言われても何とかなる。
『北斗の拳』の新しい敵キャラを考えろと言われても考えられる。(最初に断末魔を考え出すかもしれませんが)
しかし『テニ王』の新キャラを考えるのはそれらを遥かに超えた難事業なのです。」

「軍師として喩えてみるとこんな感じ。」

  • 石川賢 : 火攻めしか使わない。平原だろうが籠城戦だろうが絶対に火をかける。もちろん味方も焼け死ぬが戦争に犠牲は付き物だ。
  • 板垣恵介 : 奇策しか使わない。敵どころか味方すら欺く。もう巷では“板垣が正攻法で攻めること自体が奇策だ”とか言われてる。
  • 荒木飛呂彦 : 知略は凄まじいが、時々何を言ってるのか分からない。カリスマ。荒木作戦は先が読めないが、後世の歴史家は“ああ荒木作戦だな”“荒木作戦以外の何物でもないね”とか噂する。
  • 許斐剛 : 本当に何をするか分からない。大抵は正攻法を取るが、ときどき“征服した都市の井戸には必ず仏像を投げ込め”とか言い出す。そのくせ結果は出る。物凄く高度な策士なのかたまたま勝っているだけなのか区別が付かない。

「問題は、許斐先生といえども常に仏像を投げ込んで歩いているわけではないということですね。
このサイトとしてはもう仏像を投げ込んでくれさえすれば何も言うことはないんですが、さすがに仏像投げてばかりじゃ国が滅びるよね。
それで滅亡する国というのも物凄く素敵ですけど。歴史の教科書に“軍師が井戸に仏像を投げ込んでばかりいたせいで滅亡”とか書かれるわけですよ!」

「そうそう、最近だと風林火山部長がいきなり“我が心既に空なり。空なるがゆえに無”とか言い出したのが素晴らしかったです。なんでそこでブラックエンジェルズだよ。
軍師の喩えで言うと、出撃前に全軍に向かって“この作戦はロックだ。この作戦に参加した君たちもロックだ”とか言い出したようなものですかね。カッコよすぎる。」

参考リンク : テニスの虎眼様 (握力)

*1: 適当な呼び方を思いつかないので仕方なくこう呼ぶが、内心全然納得していない。嫌いな言葉です。このサイトを blog と呼んだりイン殺を blogger と呼んだりする輩は狂脳の呪いに罹って石川賢が好きすぎて一歩も歩けなくなったりするので注意が必要だ。
*2: 全くの余談だが[KKD]の結果を眺めていると少し面白い。 KKD を正しく活用しよう!

2004-08-22

◆移転後の悩み

CGI スクリプトを実行させない方法は?

「 *.cgi や *.pl が / 以下どこでも実行できるせいで、 今まで .pl のままテキストファイルとして見せていたスクリプト類が実行されてしまってエラーが出ている模様。
ルートディレクトリの .htaccess で Options -ExecCGI とかじゃ駄目なのかね?  htaccess は使ったことがないので分からん。」

2004-08-28

◆ルンペンシュチルツヒェン

「久しぶりに青空文庫を覗いていたら『ルンペンシュチルツヒェン』が上がっていて大喜びです。
昔読んだのはもっと後代の訳なので、自分の中では『ルンペンシュティルツヘン』なんですがね。」

「この話の肝は小人とお妃の名前当て勝負に決着が付くラスト 10 行なんですが、まずお妃の追い込みのかけ方が素晴らしい。 完全に自分の勝利を確信して、わざわざ 2 回外してみるあたり、人間を潰し慣れた人特有の何とも言えない邪悪さが漂っています。 この人は王妃になってからどれほどの非道を重ねてきたというのか。「パンがなければ左手を食べればいいじゃない」とか言ってる。絶対言ってる。」

「そして最も素晴らしいのがルンペンシュチルツヒェンのキレ方ですね。
「そいつは悪魔が話しやがったんだ! そいつは悪魔が話しやがったんだ!」(後代の訳)と叫んでから 憤怒のあまり自分の左足を持って体を真っ二つに引き裂くというグリム童話屈指のアグレッシブビーストっぷり。(イメージビジュアル - 荒木飛呂彦の回想シーン。お妃は腸チフスのメアリー似。)
この美しいドイツ語の流れは幼いインターネット殺人事件(*1)の心に鋭い衝撃を与え、 後にイン殺はバキ日記の中でこのネタを使うことになるのだが、恐らく読者の 100 人に 1 人も元ネタが分からなかった。絶対分からなかった。」

*1: 当時インターネットはなかったのでイン殺はただの殺であったが、それはまあどうだっていいお話である。

2004-08-29

◆PHP を初めて使う

「“スタイルシートを取り込む”がらみのツールで、初めて PHP でコーディングしてみました。せっかく lolipop に移転して PHP が有効になったことだし。」

  • PHP マニュアルを見ただけでライブラリが充実していることはよく分かる。これで他より高速なら人気にもなるだろうな。
  • ローカルファイルもリモートファイルも fopen() でシームレスに触れるのは楽でいい。
  • Perl に似た文法なのに正規表現が専用関数なのは違和感。
  • 文字列結合が .= なのは仕方ないのかなあ。 Java だって C++(std:string) だって += なのに。

「現時点ではあまりピンと来ません。 今は選択肢として Perl も Ruby もあるので、放っておいたらプログラマ最大にして最強の敵“覚えるのめんどくさい”に襲われてそのまま使わなくなる可能性が高いです。 やっぱり性能で苦労しないとありがたみは分からないかも。ちょっと重そうなものをサーバーサイドで動かしたいときに使ってみよう。」

2004-08-31

◆[読書] 『くノ一死ににゆく』(山田風太郎、ちくま文庫)

amazon 【 amazon 2日
題:山田風太郎忍法帖短篇全集4ちくま文庫: 本
続:ちくま文庫
著:山田 風太郎
符:ISBN4-480-03954-6
刊:筑摩書房
型:(cm): 15
頁: 415p
値:¥260

「山田風太郎忍法帖短篇全集巻之 4 。 最近山風の短編集を買い漁っていたというのにこんな素晴らしいシリーズを見落としていたとは。」
(講談社文庫版で『忍法関ヶ原』まで購入済み)

「今にして思うと 7 月上旬に突然山風の短篇が読みたくなった理由が我ながらさっぱり分からないんですが、 ひょっとするとこのシリーズを無意識に本屋で見ていたせいなんだろうか。」

「さて『くノ一死ににゆく』。
これは真っ当なトンデモ系忍法短篇(なんだそれ)とはちょっと毛色が違う話を集めた本で、 具体的に言うと忍術というより淫術が炸裂するけど登場人物の忍者たちは大真面目、という 悲劇と喜劇ががっぷり四つに組んでせめぎ合っている、ちょっと怪しい(*1)短篇集です。
山風先生の文体は笑わせるつもりで書いているときも常に真顔で冷静さを崩さないのでときどき怖くなります。
こういう人はこれが素だと誤解されがちなんですよね。
山風先生の人となりはほとんど知らない上でまったく裏を取らずに書きますが、 この人は家庭を愛する平和主義者で、普段は全くの常識人だったんじゃないかと思います。いや知らないけど。」

「収録作品は全般的に馬鹿と大真面目の塀の上を行ったり来たりしているんですが、 それにしたっていくらなんでも『麺棒試合』と『摸牌試合』はないだろうと思いました。
何だってこの人はこんな話まで律儀に史実と絡めて書くんですか?
山風先生を気違いだと思っている人がいたら即刻考えを改めた方がいいです。
この人は語彙が豊富でちゃんと資料にも当たる理系の気違いですよ。」

◆精神野球

「遊びを思いついたのでメモ。」

  • プレイヤー 2 人と審判 1 人を集める。互いが互いの趣味を熟知しているのが望ましい。
  • ルールは野球の 1 打席勝負と似ている。お互いに攻撃と守備を行い、 1 〜 2 回程度で勝負を決める。
  • 打席での勝負は、投手が打者のストライクゾーンへキャラクターを投げ込むことで行う。つまり、相手の趣味に合致するキャラクターを指摘することでストライクを奪う。
  • 3 ストライクで 1 アウト。 1 打席勝負なので、 1 アウトで攻守が入れ替わる。
  • ストライクの判定は打者と審判が協議して行う。この際、打者が虚偽の申告を行うことは許されない。悪質な虚偽と審判が判断した場合、ゲームを没収試合とすることができる。なお、打者と審判の協議は公開されかつ記録が残る場所(審判が管理する BBS 等)で行われることが望ましい。
  • 打者と審判がストライクゾーンを外れていると判断した場合はボールとされる。 4 ボールで打者に 1 点が与えられる。
  • ストライクゾーンには特例として「ど真ん中」が存在する。打者は打席に入る前に、審判に 3 キャラクターを指定する。これと同じキャラクターを投手が指定した場合、その投球は「棒球」であり、「ホームラン」として打者に 1 点が与えられる。なお、この 3 キャラクターについても、打者が虚偽の申告を行うことは許されない。
  • 規定の回が終了した後、得点の多いプレイヤーが勝者となる。引き分けの場合、プレイヤー及び審判が納得するまで延長戦が行われる。
  • なお、ストライクゾーンの規定には一定の制限を設けることが望ましい。例 : 「今週のチャンピオン」「今月のアフタヌーン」「いちご 100% 」「吸血鬼限定」等。

「ちなみに試合の申し込みは受け付けておりません。当サイトは投手でも打者でも審判でもなくナベツネであり、粛々と世界を引っかき回すのみであります。」

*1: YAMAWHOO 先生の正気が。
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