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インターネット殺人事件
「Someone Wiki - コミック/藤子不二雄で『征地球論』に関する簡単なアンケートをやっているので、 ヒマな方はご参加ください。質問事項は以下 2 つ。」
「『征地球論』を読んだ方なら何が言いたいのか理解していただけると思いますが、 その話はまたいずれ。 12/09 まで受け付けます。」
「 sakuradog さん?より。」
いつも楽しく拝見させていただいております故。
突然なのですが、私はニンテンドーDS用ソフト「おいでよ どうぶつの森」をプレイ中の二十歳の侍です。 この度「ホシながれ村」、なんていうファンシーな名前の村を作ったのですが、 たまたまネットで知り合った方を村に招待したところ、「シグルイ好きですか?」とのお言葉をいただきました。
なんといいましょうか、まさかどうぶつの森やってて、シグルイシグルイ言われるとは思ってもみませんでした。たしかに、うちの村には「濃尾無双」と書かれた旗とか立っているのですけど。その方は女性なんですが(コミックスの1巻だけ持っていらっしゃるそうです)、 シグルイがみんなのシグルイになる日はそう遠くないような気がしてきました。 お話した内容は「三重といく どちらがお好みなんですか?」、なんていう「あなた本当にシグルイ読んだことあるんですか・・・?」、的なものでしたが、 とりあえず「虎眼先生が好きです(ハート)」と返しておきました。 いや、1巻しか読んだことないのでは仕方ないのかもしれませぬ。 それとも様子見のジャブだったのでしょうか。案外あなどれない相手かもしれません。
つまらないことを連絡いたしました。お時間をとらせてもうしわけございません。 しかし、私は今幸せでいっぱいです。
PS:ちなみに、村のテーマソングは、桜玉吉さんの「ウッドボールの歌」です。
「いろいろと楽しいメールを受け取ったりもしているのですが、 話すと少々長くなるのでいずれ。『ベルカ』の感想も書かなきゃなあ。 とりあえず公開しておきます。 belca.png と belca.txt。」
「 2005-12-04 で書いたアレをまとめましたよ。参加してくださった方々に感謝を。 Someone Wiki : コミック/藤子不二雄/征地球論。」
「一人の人物に傾倒するあまり、その人の劣化コピーになっている。」
これを五七五七七で。誰か。
なりたいな ああなれるかな なりたいな なりたいけれど すこしたりない
【 amazon 絵 24時間 】「まず文体が凄い。美しいし格好いいんだけど明らかに TPO をわきまえていないところが凄い。
歴史を叙述するには文体が砕けすぎているというか、
全ての章で「イヌよ、イヌよ、お前たちはどこにいる?」と語りかけてみたり、
途中で語りをイヌに任せてみたり、
各国の指導者のぼやきを勝手に翻訳したりとやりたい放題。
フルシチョフが「なに暴走してんだよ毛(マオ)、もう、馬鹿。」と呟いてるのを見たときはどうしようかと思いました。
フルシチョフと毛沢東ってそんな可愛い間柄じゃないだろ。
客観を意図的に放棄しているというか、
吟遊詩人が物語を語っている間に興が乗りすぎて舞台に殴りこんでしまったというか。」
「次にテーマ。イヌの系統樹が地球を覆うという構想は面白い。
思わず『ベルカ、吠えないのか?』イヌ系図なんてものを作ってしまうくらいに面白い。
(元データは belca.txt 。
章ごとの視点移動が地球儀上で行われてる感覚なのですね。
『Kill Bill』のアメリカ To 沖縄の飛行機、
または『ロマンシング・サガ ミンストレルソング』の広域移動画面。
矢印がグォーンていうやつ。あれ好きなんです。
この独特のドライヴ感をはてなマップ - タグ『ベルカ』で表現しようと思い立っては見たものの、
まだ最初のキスカ島しかブックマークしてません。そのうちなんとか。」
「最後にキャラクター。これも際立ってます。
ロシアマフィアを惨殺する謎の男「大主教」。
彼に誘拐された日本人ヤクザの娘。
そしてイヌ。シェパードから半狼まで、語り手と共に世界を駆け回る個性豊かな多くのイヌ。
この小説のキャラクターの扱いって非常に独特だと思うわけですよ。
なぜかというと、『ベルカ』はたぶんキャラを描くことを主眼に置いていないから。
たいていの小説ではキャラが手段であり目的です。誰が何をしてどう思ったかが主であると。
しかし『ベルカ』は恐らく違う。人もイヌも丁寧に扱われてはいるけど、せいぜい目的の一つでしかない。
では何がメインかというと、時間と空間としか言い様がないんですよね。
時間・空間軸の上に無数のイヌと人をバラまいてみせることで、
その間を埋める地球という地理、 20 世紀という時代を読者に見せるための小説、そいつが『ベルカ』。」
「しかしまあ、手段とはいえ、自分好みのイヌと人をチェスの駒のように地球に置いていく作業はさぞかし楽しかったことだろうと思います。 出鱈目が出鱈目を呼んで地球の裏側で繋がったときなんて、嬉しくて快哉を叫んじゃったんじゃないでしょうか。 自分は怪犬仮面がお気に入りなんですが、あいつだけ明らかに描写がハイでステキです。 あそこ超ノリノリで描いてますよ絶対。 ルチャドール兼麻薬組織のボスで必殺技はセント・バーナード蹴りって普通の神経じゃ思いつかないもの。」
「つまり『ベルカ』は文体、テーマ、キャラクターが一通り楽しめる上、 各種のデータを Graphviz やはてなマップに展開して遊べたという 恐ろしくコストパフォーマンスの高い小説だったわけです。 古川日出男作品は初めて読みましたが、こりゃ評判になるのも無理ないやと納得しました。 こういうテンションで小説書いてみたいなあ。」
【 amazon 絵 24時間 】
【 amazon 絵 24時間 】
【 amazon 絵 24時間 】「鬼っ子と呼ばれた徳川家康の息子、松平忠輝の生涯を描いた長篇。 例によって大変面白うございましたが、たったひとつだけ言いたくて仕方ないことがあるので隠しにて。」
「終わってないじゃん!」(梢江顔で)
「『捨て童子・松平忠輝』は完結してると聞いて読み始めたのに、全然終わってなかったので本当に驚きました。
20 代の話だけで、その後数十年の生涯は「いつか機を得て描いてみたい」って、そんなあなた。
家康が死ぬまでの 20 数年で文庫本上・中・下を費やしたのに、
綱吉の時代までって何を描くつもりですか。
柳生ですか。その時代をいじるということは即ちまた柳生十兵衛をジャガるおつもりですか。
めちゃくちゃ読みたいのに、終わってないじゃん…」
(泣くと一段と不細工な梢江顔で)
「既に指摘されてると思いますが、この作品は忠輝を主人公にしつつ、
本当のテーマは徳川家の確執にあります。
というか『影武者徳川家康』の if バージョン、セルフカバーですね。
常識的には家康影武者説の方が if だろ、というツッコミはさておき。
中巻あたりから「隆先生、表家康のハイスペックっぷりが描きたくなっちゃったんだろうなあ」と思いながら読んでました。
「どうれ、ちょっくら私の表家康を見せてくれようか」と言いつつ凡百の家康像を蹴散らす隆先生のオーラが目に浮かぶようです。
全くの想像ですけど、隆先生はそういう大人気ないことを本気でやるタイプだったんじゃないかと思います。
世間的には「このような人間味に溢れた壮大な小説を書く人はさぞかし素晴らしい人格者なのだろう」
という類の隆慶一郎像が流布しているようですが、
このサイトの感覚だと隆先生の人格イメージに最も近いキャラクターは海原雄山です。
もしかすると人と話すときは後期雄山だったかもしれません。
でも小説を書いてるときは確実に初期雄山です。」
「閑話休題。
あと忘れてはいけないのは秀忠。見たところこの小説は忠輝 : 家康 : 秀忠 = 3 : 2 : 2 くらいの割合で活躍します。
(残り 3 も本当にいろいろいるんですがひとまず割愛)
途中からは忠輝のパーフェクトガンダムっぷりよりも、
これほど徹底的に悪として描かれてしまう秀忠は一体何なのかということに気を取られてしまいました。
8 歳の忠輝と初めて会ったときに(こいつは優秀だから将来邪魔になる。五年以内に殺そう)とか考えてたあたりは大笑いしましたが、
その後の腹黒さはさすがに呆れてしまった。
凡庸で、無能で、何のビジョンもなく、空気を読めず、それでいて権力欲は恐ろしく強く、
傷つくことには異常なほど敏感で、一度受けた恨みは決して忘れない。
こんな気分の悪いキャラは『ストーン・オーシャン』のマックイィーン以来です。
悪より悪い最悪と呼ばれるものだ。他人を巻き込んで不幸にする真の邪悪だ。
作中では淀君もとんでもない敵役として扱われてましたが、秀忠と比べると単なる愚か者だからなあ。
悪じゃないんですよ。救いようのない馬鹿者というだけで。」
「まとめ。そうねえ。『徳川は怖い』ということしかないんじゃないのくらいの感想で〆ておきたいところですが、
序盤に暴れまわっていた柳生がその後あまり登場しなかったのはちょっと寂しかったですね。
一時はヤング宗矩が部下を殴り倒しながら「鬼っ子を殺さぬうちに死ねると思うな!」と大激怒ですよ。
続編が描かれていたらさぞかし尾張柳生とか荒木又右衛門とかが絡んできたのだろうと思うと、
返す返すも隆先生の急逝が惜しまれます。
そう考えるとやっぱり『影武者徳川家康』はやりたい放題だったのだなあ。」
「『罪を憎んで人を憎まず』、という世間智があります。
もちろんこれは真善美に端を発することわざでは全くなく、
むしろ逆に「あいつが憎い、でも都合により憎めない、でも憎い」
といった心理的葛藤を逸らすための技術(ワザ)であり、
対立の激化を未然に押さえ込むためのひどく有効なテクニックです。」
「では逆に、『功を愛して人を愛さず』と言ってみたらどうなるでしょうか。
実は、これまた大変便利な世間智が現れます。
具体的には、次のような葛藤にお悩みの方はいらっしゃらないでしょうか。」
「こうした状況を解決する魔法の言葉が『功を愛して人を愛さず』であります。
ある功績と、それを生んだ者の人格は、実のところ全く関係ありません。正論ですね。
しかし「○○が嫌い」というのは感情であるので、そこに誤謬が生まれることが多いのです。
恥を知る人々はこう考えます。」
「○○が嫌いだと言いながら○○の成果の利益を享受しているのでは、いつか世間から恥知らずと罵られるのではないか」
「この恐怖は一昔前までは有効に機能していましたが、 今となってはそんなことを気にしていたんじゃインターネットは歩けない。 功は功でありあくまで功です。 その作者の別な罪とは分けて考えるべきなのです。だって別な罪なんだから。 それはそれ。これはこれ。島本和彦もそう言っている。」
「節操がない? いやいや、そう考えた方が互いに都合がいい場合もあるんですよ。 功によって人格まで優れているかのように扱われるのは、実のところ功の持ち主にとっても危険です。 一流の人格を備えた人間の例として一流のスポーツ選手を挙げるのは、全く以って安全でも適切でもありません。 彼らは成功したから賞賛されているのであって、人格は別に評価すべきなのです。 もし勝っていなければ、野茂はウスノロ、羽生は根暗、そしてイチローはいけすかないマイペース野郎と言われていたかもしれない。 福本伸行もそう言っている。」
「そんなわけで、我々はもっと脳軟化人生を歩むべきなのです。 行き止まりに突き当たったときに。自分の中のスーパーエゴを騙くらかして先に進みたいときに。 『功を愛して人を愛さず』。どうぞご利用ください。」
「夢の話で申し訳ない。久し振りに凄いのを見たので記録しておきます。
ある島に「悪い医者のせいで女の子が死んでしまい、
それを知った松方弘樹が激怒して医者の両手の小指第一関節を切り取って医者の目の前で干物に載せて猫に食わせた」という都市伝説があって、
そんな馬鹿なハッハーと言いながらその島の古ぼけた待合室で何かの日誌をぱらぱらめくって読んでいたら、
その事件の日付のページだけ破り取られてるんですよ。
泡を食って通りがかった島民に問いただすと「その日のことは…」って目を逸らされました。
呆然としていると背後から女の子の声が…」
講評
「全体的にヤングサンデーの漫画版『SIREN』の影響が見られます。
松方弘樹が唐突過ぎて不可解ですが、
これは『最強伝説黒沢』の海釣りを楽しむ松方弘樹の再構築でしょう。
シーフードと関連付けられている点からそれが読み取れます。
それから「医者の背中に座り込んで小指をハサミで切り取る松方弘樹」のビジュアルイメージがなぜか和服ですが、
これは大島渚と混同されています。芸能界知識がいい加減すぎます。」
(ハンコ : もっと現実を見ましょう)
「映画版『ハサミ男』の豊川悦司は、魔神モードの虎眼先生と同じ目をしていたよ。」
「 Someone Wiki - ブシドーMMO/柳生が好評のようで何よりです。 本当に皆さん「俺は差別と黒人が大嫌いなんだよ」とか言いながら生まれてきたような嘘つきばかりで嬉しくなってしまいます。 うちの Wiki は怪文書保存館じゃねえと思いつつ、楽しく読ませていただきました。 虚言症は刺青と同じで一度体につくと取り払うのに多大な犠牲を要するので、 早急に何とかしたほうがいいと思います。 まあ半分以上自分で書いてるんですけどね。ほんと死ねばいいのに。」
「そこでまあ、今日はブシドーMMO/柳生の成果を踏まえて 偽書を書くときに便利な単語を羅列してみようと思います。 これらを文書の中に散りばめることで、見てきたようなデマカセを恐るべき速度で書くことができます。 まともな人間に必要なスキルとは到底思えませんが、 人生何が役に立つか分かったものではないので覚えておくと吉でしょう。」
「このあたりが定型語のテクニック。そのほか以下のような技術(ワザ)もあります。」
「このサイトが敬愛する筒井康隆、清水義範、深堀骨といった作家たちもこうしたテクニックを多用しています。 実例を知りたい方は深堀骨の以下の小説を読むとよいでしょう。 呆れるほど偽書作成のノウハウが満載されています。 まるで文書偽造の教科書です。」
「もちろん功を愛して人を愛さず、という思想は 山岡士郎の名言「あの冷酷無残な男が、このような芳醇な作品を作る… 芸術の魔性というやつだ」にインスパイヤされた文章であり、 従って世界五大ツンデレの二人、隆慶一郎と海原雄山のことを言っているのは自明の事実ですが、 それはそれとして最近は海原雄山のことばかり考えているので本当に死ねばいいのに。」
「はてなブックマーク - アレがほしいようにおいては全てのブックマークにそれなりの長さのコメントをつけることを目標としている当サイトですが、 そんな中初めてコメントが付けられなかった恐るべき文書です。 「武蔵」って書いてあるから条件反射でブックマークしたわけじゃないよ。」
「この店は私のいきつけでして」
「人を呼んでおいて、こんなものを食わせるとは!!」
「お味はいかがですか?」
「女将を呼べッ!!」
「鴨の血のソースが伝統でして」
「ワサビ醤油で食べた方が美味い」
「牛肉はやはりスキヤキですよね」
「スキヤキこそ牛肉を最もまずく食べる方法であろう」
「ではシャブシャブを」
「訂正しよう。牛肉をまずく食べる方法はスキヤキだけではない。このシャブシャブもだ」
「お車をご用意しました」
「なんという混み方だ! 必要もない連中が車に乗るからだ!!馬鹿どもに車を与えるな!!」
「そんなことを言うからには冷やし中華はいろいろ食ったんだろうな」
「冷やし中華も正しく作れば立派な中華料理になるんですよ」
「ちょ…」
後の海原雄山である。
「もう書かなくていいかと思ってたんですが、リクエストを受けたので。」

「というわけで今年もやります僕たちの好きなマッドキャラ。
去年までの経緯は Someone Wiki - 僕たちの好きなマッドキャラ参照。
なお、今年は別途年間ベストなどを選んだりはしないため、
実質的にこのランキングが小説・コミック・映画・ゲームのインターネット殺人事件統一ベストと考えていただいて結構です。」
| 順位 | 名 | ジャンル | 作品 |
|---|---|---|---|
| 1 | 岩本虎眼 | コミック | 『シグルイ』 |
| 2 | 柳生十兵衛 | 小説 | 『十兵衛両断』 |
| 3 | 怪犬仮面 | 小説 | 『ベルカ、吠えないのか?』 |
| 4 | クムジャさん | 映画 | 『親切なクムジャさん』 |
| 5 | ディビット・ライス | コミック | 『魔人探偵脳噛ネウロ』 |
| 6 | 狐憑きの狂人 | コミック | 『神秘家列伝 其ノ四』 |
| 7 | Dio | コミック | 『スティール・ボール・ラン』 |
| 8 | チーム・アメリカ | 映画 | 『チームアメリカ/ワールドポリス』 |
| 9 | 松平忠輝 | 小説 | 『捨て童子・松平忠輝』 |
| 10 | ヒステリア | コミック | 『魔人探偵脳噛ネウロ』 |
| 特別賞 | 創聖のアクエリオン 主題歌 | アニメ | 『創聖のアクエリオン』 |
| 特別賞 | 『ロマンシング・サガ ミンストレルソング』 | ゲーム |
「昨年惜しくも優勝を逃した虎眼先生でしたが、
なんと今年は更なる成長を見せ、新境地「魔神モード」にて 2005 年最気違いの座をゲットいたしました。
お美事…お美事にございまする。
ほんと第二十八景は読んでてどうしようかと思いました。
(2005-11-19 『シグルイ』 第 28 景 変身、或いは山口貴由 = ギガゾンビ序説参照)
虎眼先生の魅力はいまさら説明するまでもありませんが、
最近の先生を見ていると「老賊魔魅に入り 人天を悩乱して了る時なしとか…」(『鉄鼠の檻』)という言葉が頭を離れません。
今現在チャンピオン RED で進行している盲竜 VS 妖虎の対決はぜひリアルタイムで読むことをお勧めします。
山口貴由先生はいったい何と戦っているというのか。」
「なぜいまさら柳生十兵衛がこの位置に? そう思った方は『十兵衛両断』を読みましょう。
断言しますが、この作品は今後 10 年以内に伝奇小説オールタイムベストの常連になります。
「柳生十兵衛 三度死す!」をキャッチフレーズとするこの怪作は、
決して精緻な傑作でも感動的な名作でもないのですが、それを補って余りある奇想と柳生愛に満ちています。
いい意味で「バカにも程がある」と言いたくなる小説です。おすすめ。
言うまでもありませんが、ブシドーMMO/柳生は本作にインスパイアされた企画です。」
「 2005-12-13 『ベルカ、吠えないのか?』参照。
彼の魅力はその人生哲学です。
「裏で悪を為した分、表の職業で善を為す」「自分より優れた相手はたとえイヌだろうと尊敬する」
この二つの信念を貫いた結果、表の顔はルチャドール、裏の顔はメキシコの麻薬組織のボス、
必殺技はセント・バーナード蹴りという稀代の人生モンタージュが完成しました。
恐ろしいことに彼は全くの本気です。クリスチャンだしね。
真面目なストーリーと思わせてこういうキャラを挟んでくる古川日出男先生はすばらしい。」
「 2005-11-13 親切なクムジャさん参照。
昨年の『オールド・ボーイ』に引き続き、今年もクレイジーの安定供給が続くパク・チャヌク監督の新作。
感情 & 表情の激しさに関しては折り紙付きです。」
「松井優征先生はいったい何と戦っているのか。
ヨン様、アライグマ、サザエさんといったお茶の間のアイドルをパロっているならまだしも、
某国を徹底的に挑発しきった狂人ディビット・ライスを登場させてくるあたり、この漫画は本当に侮れません。
今年の『ネウロ』は着実に話の地盤を固め、中長期連載への道を踏み出す一方、
ダンボール殺人事件の報道で犯人への影響が示唆される(結果的に全くの言いがかりでしたが)等、
いい感じに異端認定が進みつつあります。
これはつまり、話がどれだけ安定しようが一発逆転で松井先生の首が飛ぶ可能性は依然残されているということです。
ファンとしては当然『ネウロ』の連載が続くことを願っていますが、
遊びってのはギリギリの線引きが一番面白いので、
先生には今後ともボーダーラインの上で踊っていただくことを期待しています。」
「 2005-10-17 『神秘家列伝 其ノ四』(水木しげる、角川文庫) 参照。
この 2 ページを見たときの衝撃といったら。
精神的原型をそのまま綺麗に漫画化されるというのはなかなか得難い体験です。」
「 2005-07-19 『スティール・ボール・ラン』 #4 ディエゴ・ブランドー参照。
これはですね、もちろん Dio 自身のキャラも十分おかしいんですけど、
それよりむしろ荒木先生の態度に驚いたんですよ。
Dio がメインライバルになるのは予想通りだったけど、
そこに至る過程でうわそんなことしちゃうんだ、という。
あの人も手段については何をするか分からないというか、
何と戦っているのか分からないタイプの作家なので、来年も引き続き奇妙なことをやらかしてくれるでしょう。」
「 2005-08-02 チームアメリカ/ワールドポリス参照。
アメリカ人はいったい何と戦っているのか。
大量破壊兵器を破壊すべくその他の都市を大量破壊する彼らの姿は雄々しくも非常に馬鹿であり、
「テロリストを狩るものもテロリスト」という逆説が浮かんでしまいます。
本当に下らない映画でした。
ぜひクリスマスや年末年始などのメモリアルなタイミング以外に観ることをお勧めします。」
「 『捨て童子・松平忠輝』(隆慶一郎、講談社文庫)参照。
昨年も小説部門に山田風太郎版松平忠輝がランクインしていましたが、
隆慶一郎版はまた一味違った鬼人だったので。
今年は『吉原御免状』『柳生非情剣』『柳生刺客状』『かくれざと苦界行』『死ぬことと見つけたり』『鬼麿斬人剣』『一夢庵風流記』『捨て童子・松平忠輝』と
隆慶一郎の代表作を一通り読みました。
どれも大変に面白く、また魅力的な登場人物が目白押しでしたが、
身分・実力・精神性を総合して考えるに、松平忠輝が一番異常です。
確かに強さは松永誠一郎か前田慶次が No.1 かもしれません。
また、精神回路の異常性では斉藤杢之助が最狂でしょう。
しかし家康の実子にして剣腕は当代最強、そして一切の常識に囚われぬ自由人の精神を貫き通すと言ったら、
これは松平忠輝しかありません。もお超アンチェイン。」
「引き続き『魔人探偵脳噛ネウロ』より。 「私は爆弾魔 だから私はカワイイ」の全然つながってない論理展開とか、 ブッちゃけを基調とした全然余人の同情を生まない動機なんかが素敵でした。 この子が遠隔型の爆弾魔で本当によかったと思います。 これが近接型で「ブッちゃけ」「ブッちゃけ」って言いながら手榴弾で人々をブッちゃけながら近づいてくるような気違いだったら大変ですよ。」
「今年はアニメは DVD 『バジリスク』しか見ていませんが、 それでも噂を聞いていると『創聖のアクエリオン』の名はいつも聞こえてきました。 特に主題歌がヤバいとのことだったので、電波ソング好きとしては放っておけず視聴。」
一万年と二千年前から愛してる
八千年過ぎた頃からもっと恋しくなった
一億と二千年あとも愛してる
君を知ったその日から僕の地獄に音楽は絶えない
「…ああ、バカだ。」
「というわけで、特別賞は菅野よう子の美しいメロディと前世系全開なオタカッコいいバカ歌詞のギャップが電波ソングの新たな地平を切り拓いた『創聖のアクエリオン』主題歌『創聖のアクエリオン』です。 本編は観てません。」
「今年もっともやりこんだゲーム。」
「実はこのゲームにはそれほど狂ったキャラは存在しません。
では誰が狂人かというと、ユーザーが狂人です。
相手は不死身の幽霊だから条件を満たして封印しなさいよ、と言われているのに
「相手が死ななきゃ技を閃き放題、武器の熟練度稼ぎ放題じゃん!」とばかりに
延々 3 時間ほど素手や棍棒で殴る蹴るの暴行を繰り返したり、
散々サルーインの手下からディスティニーストーンを守り抜いておきながら
最後の対決の前に「本気のサルーインが見たい」と言って全宿命石を捧げて敵をパワーアップさせてみたり。
そういった無意味なやり込みを誘発する力がこの作品にはあります。」
「ブッちゃけ去年とかぶってない?」
「伝奇ならではのオートクロスオーヴァーと言え」
「でもアニメも映画も少ないし」
「何かを手に入れるには何かを削らなきゃいけないんだよ」
「せめて来年に向けての抱負とか」
「柳生小説が読みたい」
「また柳生かよ!」
「じゃ千葉真一の柳生映画」
「もういい! もうおまえの柳生話はウンザリだ!」
「まとめ。そうねえ。育つ方向はとりあえず考えないで、邪魔なら後から剪定すればいいんじゃないの」
「そうですね」
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